おいしい揚げ物をつくったあとには、廃棄しなければならない食用油が残ってしまいます。使い終わった食用油も立派な資源ですので、環境に負担をかけず、上手にリサイクルしましょう。
使い終わった食用油の処理って結構困りますよね。食料品用廃油の年間廃棄量は約40万トンもあり、そのうち半分が家庭から廃棄されたものといわれています。新聞紙に吸わせて燃えるゴミに出しても、高温になるので焼却炉が傷んだり、黒煙が上がるそうです。
家庭で出たものは、できるだけ生かして使い切りたいものですね。食用油の回収を行っている自治体もありますが、気軽に家庭で行えるリサイクルとして以下のものがあります。
油をたくさん使っているご家庭では、上記の方法でのリサイクルには限界があります。最近ではスーパーや自治体などで廃油の回収を行っている地域が増えてきていますので、一度自治体などに問い合わせしてみて下さい。
簡単に楽しく作れてしかも環境にやさしいのが廃油石鹸です。顔や体以外であればなんにでも使う事ができます。ただし、強アルカリ性の苛性ソーダを使用しますので、取扱いにはご注意下さい。
肥料として油かすが売られていますが、廃油肥料は油かすの代わりとして使う事ができます。
○作り方@
油を常温までさましておき、米ぬかを入れてそぼろ状になるように混ぜる。これを多め(1日分くらい)の新聞紙の上に広げ、日の当たるところで油かすくらいになるまで乾燥させる。
○作り方A
米ぬかをナイロン袋に入れ、耳たぶくらいの硬さになるように廃油を入れる。適当に混ぜて密封し、1ヶ月ほど寝かせておく。 ※このように発酵させたほうが、よい肥料になるそうです。
○作り方B
廃油を土にまぜ、その土を新聞紙に広げて一日干す。乾燥したら、袋につめて半年置く。
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