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ピーナッツオイル(落花生油)はどんな油?
知っておきたい特徴と使い方


 ピーナッツオイルは落花生からつくられる食用油であり、熱に強いことから加熱調理に重宝されています。ピーナッツ特有の香りが感じられるので、料理の香りづけにも使われます。ピーナッツオイルがどのような油なのか、ぜひとも知っておきましょう。

<この記事の著者> かえる先生
 世の中にたくさんある食用油の種類や特徴、使い方、調理方法などをわかりやすく解説し、食用油のおいしさ、大切さを伝えていきます。

目次


ピーナッツオイル(落花生油)はどんな油なの?


 ピーナッツオイルはその名の通り、ピーナッツ(落花生)を搾油して得られる食用油です。落花生は南米原産ですが、今や世界中で栽培されているとても身近な食べ物です。

 落花生には油分が40〜50%も含まれており、落花生を圧搾することでピーナッツオイルをつくることができます。このピーナッツオイルには落花生特有の香りがあり、中華料理や中華菓子には欠かせない油といえます。

 ピーナッツオイルは手に入りやすく、比較的安価であるため、普段の調理に使いやすい油の1つです。日本ではサラダ油の原料としても使われており、高温に強いという特徴があるので、揚げ物や炒め物に活用できます。また、マーガリンやピーナッツバターなどの加工食品にも使われています。

和名 落花生油
英名 Peanut Oil
科名 マメ科
原料部位 種子
保存法 常温、暗所
調理方法 加熱


ピーナッツオイル(落花生油)の特徴

 ピーナッツオイルに含まれる脂肪酸のうち、不飽和脂肪酸が全体の80%程度を占めており、理想的なバランスの食用油であると言えます。

 内訳としては、オレイン酸が一番多く、次いでリノール酸が挙げられます。パルミチン酸やステアリン酸も含まれています。

 ピーナッツオイルが落花生由来ということもあり、ビタミンEが豊富に含まれているのも特徴です。ビタミンEには強力な抗酸化作用があり、体内の活性酸素の発生を抑え、美容や老化防止に役立つと考えられています。

ピーナッツオイル(落花生油)の使い方

 ピーナッツオイルは発煙温度が約230℃と高く、熱に非常に強いという特徴があります。加熱しても栄養が壊れにくいため、炒め物や揚げ物などの加熱調理に最適です。もちろん、ドレッシングや和え物に使うなど、生食用としてもおすすめです。

 ピーナッツオイルはナッツ特有の香ばしい香りが特徴であるため、料理に使うことで香りとコクを与えることができます。加熱しすぎるとせっかくの香りが飛んでしまうので、香りを楽しみたい場合は料理の仕上げとして回しかけると効果的です。

 また、ピーナッツオイル単体で使用するのではなく、コーン油やこめ油、綿実油などとブレンドして調理に使ったりすることもできます。香りを楽しみたい場合は、同じナッツ油であるクルミ油やヘーゼルナッツ油とブレンドするのもおすすめです。



食用油の種類一覧(あいうえお順)

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亜麻仁油(フラックスシードオイル)
アーモンドオイル
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ウォールナッツオイル
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オリーブオイル
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からし油(マスタードシードオイル)
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グレープシードオイル(ぶどう油)
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サラダ油
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