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パンプキンシードオイルはどんな油?
知っておきたい特徴と使い方


 パンプキンシードオイルはカボチャの種から採った油であり、ヨーロッパで古くから使われてきました。濃い黄緑色と香ばしい香りが特徴的な食用油です。パンプキンシードオイルがどのような油なのか、ぜひとも知っておきましょう。

<この記事の著者> かえる先生
 世の中にたくさんある食用油の種類や特徴、使い方、調理方法などをわかりやすく解説し、食用油のおいしさ、大切さを伝えていきます。

目次


パンプキンシードオイル(カボチャ種子油)はどんな油なの?


 パンプキンシードオイルはその名の通り、カボチャの種から搾油した食用油です。カボチャと言っても、一般的なパンプキンシードオイルは私たちが日常食べるカボチャではなく、ハロウィンで使われている大きな「ペポカボチャ」の種からつくられています。

 日本のカボチャは実の部分を食用として重宝していますが、このペポカボチャはヨーロッパで古くから、実を食べるというよりも、種が利用されてきました。特にパンプキンシードオイルはオーストリアで伝統的なオイルとして使われてきました。

 最近では日本で栽培した西洋カボチャの種から搾油したパンプキンシードオイルも流通しています。

和名 カボチャ種子油
英名 Pumpkin Seed Oil
科名 ウリ科
原料部位 種子
保存法 冷暗所
調理方法 生食


パンプキンシードオイル(カボチャ種子油)の特徴

 パンプキンシードオイルは濃い黄緑色をしており、ナッツのような香ばしい香りと甘味が特徴です。

 含まれている脂肪酸の割合では、リノール酸が48%、オレイン酸が31%程度となっており、リノール酸とオレイン酸がバランスよく含まれている食用油と言えます。また、カボチャの実と同様にβ-カロテンやビタミン、ミネラルも含まれています。

 酸化しやすい油であり、加熱調理に使うことはできません。酸化しないよう冷暗所に保管し、開封後は冷蔵庫に入れて速やかに使い切るようにしましょう。

パンプキンシードオイル(カボチャ種子油)の使い方

 パンプキンシードオイルは酸化しやすく、熱に弱いため、揚げ物や炒め物には使用することができません。そのため、使い方の基本はオリーブオイルと同じになります。

 ナッツのような香ばしい香りが特徴であるため、香りと風味を生かしてドレッシングや和え物に最適です。また、トーストに塗ったり、アイスクリームに直接かけて食べるなど、パンプキンシードオイルは生食するのが基本です。

 特に、パンプキンシードオイルの高級感ある香ばしい香りとほのかな甘味は、サラダのドレッシングや、パスタなどのお料理にぴったりの油といえます。



食用油の種類一覧(あいうえお順)

アボカドオイル
亜麻仁油(フラックスシードオイル)
アーモンドオイル
アルガンオイル
ウォールナッツオイル
えごま油
オリーブオイル
かやの実油
からし油(マスタードシードオイル)
キャノーラ油
グレープシードオイル(ぶどう油)
健康オイル
ごま油
小麦胚芽油
米ぬか油
コーン油
サラダ油
しそ油
大豆油
茶油
月見草油
なたね油
パーム油
ピーナッツオイル(落花生油)
ヘーゼルナッツオイル
ベニバナ油(サフラワー油)
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