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ヘーゼルナッツオイルはどんな油?
知っておきたい特徴と使い方


 ヘーゼルナッツオイルはナッツ特有の香ばしい風味が特徴的な食用油であり、料理や製菓の香りづけに重宝されています。生産量が少ないため、食用油としては高価です。ヘーゼルナッツオイルがどのような油なのか、ぜひとも知っておきましょう。

<この記事の著者> かえる先生
 世の中にたくさんある食用油の種類や特徴、使い方、調理方法などをわかりやすく解説し、食用油のおいしさ、大切さを伝えていきます。

目次


ヘーゼルナッツオイルはどんな油なの?


 ヘーゼルナッツオイルはその名の通り、ヘーゼルナッツから搾油した食用油です。ヘーゼルナッツをという名前を聞いたことがある人はたくさんいますが、ヘーゼルナッツがどういうものかを知っている人はほとんどいません。

 ヘーゼルナッツはカバノキ科ハシバミ属の落葉低木になる実であり、殻つきの見た目はドングリなどにそっくりです。

 ヘーゼルナッツは世界中に流通している一般的なナッツであり、中央アジアで盛んに栽培されています。なかでもトルコの生産量が群を抜いており、日本に輸入しているヘーゼルナッツのほとんどはトルコ産です。

 ヘーゼルナッツはミックスナッツに入っていることもありますが、ほとんどは製菓の材料として、チョコレートやクッキー、アイスクリームのトッピングなどに使われています。

和名 ハシバミ油
英名 Hazelnut Oil
科名 カバノキ科
原料部位 種子
保存法 常温、暗所
調理方法 生食、加熱


ヘーゼルナッツオイルの特徴

 ヘーゼルナッツオイルには、オレイン酸やパルミトレイン酸などの一価不飽和脂肪酸が豊富に含まれており、比較的酸化に強く、ノンコレステロールなのが特徴です。

 皮膚への浸透性が高いことから、保湿効果を持つ軽い肌触りのオイルとして重宝されており、マッサージオイルやバスオイルとして使用することもできます。

 ヘーゼルナッツオイルはローストしてから圧搾してつくるため、油にナッツ特有の香ばしい風味が残っているのが特徴で、料理や製菓の香りづけに重宝されます。

ヘーゼルナッツオイルの使い方

 ヘーゼルナッツオイルは、1Lの油を抽出するに2.5kgのナッツを必要とする大変貴重な油です。流通量が一般的な食用油に比べて少ないため、比較的高価な食用油となります。

 ヘーゼルナッツオイルはなんと言っても、ナッツ特有の香ばしい香りとコクが特徴であるため、サラダドレッシングやマヨネーズに使用すると、繊細でかすかなヘーゼルナッツの風味を加える事ができます。

 また、ソテーやムニエル、焼き物料理のほか、クッキーなどの製菓にも最適です。香りを楽しみたい場合は、調理の最後に回しかけるなどすると、香りが失われずに済みます。

 また、他のナッツ系オイル(落花生油やくるみ油など)とブレンドして調理に使うと、料理にナッツの豊かな香りとコクを与えることができます。



食用油の種類一覧(あいうえお順)

アボカドオイル
亜麻仁油(フラックスシードオイル)
アーモンドオイル
アルガンオイル
ウォールナッツオイル
えごま油
オリーブオイル
かやの実油
からし油(マスタードシードオイル)
キャノーラ油
グレープシードオイル(ぶどう油)
健康オイル
ごま油
小麦胚芽油
米ぬか油
コーン油
サラダ油
しそ油
大豆油
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月見草油
なたね油
パーム油
パンプキンシードオイル
ピーナッツオイル(落花生油)
ベニバナ油(サフラワー油)
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