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アーモンドオイルはどんな油?
知っておきたい特徴と使い方


 アーモンドは馴染みのある食材ですが、それから抽出したのがアーモンドオイルです。香ばしい香りが特徴であり、製菓やドレッシングなどに幅広く活用されています。アーモンドオイルがどのような油なのか、ぜひとも知っておきましょう。

<この記事の著者> かえる先生
 世の中にたくさんある食用油の種類や特徴、使い方、調理方法などをわかりやすく解説し、食用油のおいしさ、大切さを伝えていきます。

目次


アーモンドオイルはどんな油なの?


 アーモンドオイルは脂質に富んだアーモンドを圧搾して抽出した油で、アーモンド特有の甘く香ばしい風味を持っています。アーモンドはお菓子の具材やミックスナッツなどでよく使われており、誰もが知っている身近なナッツと言えます。

 アーモンドは中央アジア原産のバラ科サクラ属の落葉高木になる実であり、ペルシャと中国では3500年以上前から栽培されています。現在の主生産地はアメリカのカリフォルニア州です。

 アーモンドの果肉は薄くて食用には不向きですが、種子の殻を取り除いた中身が食用として流通しました。アーモンドには甘味種と苦味種の2種類があり、食用で流通しているのは甘味種です。そのため、アーモンドオイルのことを「スイートアーモンドオイル」と呼ぶこともあります。

和名 扁桃油
英名 Almond Oil
科名 バラ科
原料部位
保存法 冷暗所
調理方法 生食、加熱


アーモンドオイルの特徴

 一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸が非常に豊富に含まれており、リノール酸や美容によいとされるビタミンEも比較的多いノンコレステロールのオイルです。

 保湿効果を持つので、食用としてよりも、石鹸作りやバスオイル、マッサージオイル、アロマセラピーのベースオイル(キャリアオイル)として使用されています。

アーモンドオイルの使い方

 アーモンドオイルは癖がなく、なんにでも使いやすいオイルの1つです。アーモンド特有の甘く香ばしい風味を持っているので、サラダやドレッシングをはじめ、魚のオーブン焼きやソテーによく合います。

 使い方としては、オリーブオイルと同じ感覚でも問題ありません。また、ケーキやクッキーなどに使うと、アーモンドの香ばしい上品な香りが楽しめます。バターの代わりにアーモンドオイルを使ってヘルシーに仕上げることも可能です。

 また、食用以上に活用されているのがマッサージやアロマセラピーです。どの肌タイプにも使えるほか、顔や手、足、身体のどのマッサージにも適しているので、最も一般的なキャリアオイルの1つと言えます。

 アーモンドオイルは酸化に強いわけではないので、冷暗所に保存し、開封後はしっかりと蓋をし、早めに使い切るように心がけましょう。



食用油の種類一覧(あいうえお順)

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亜麻仁油(フラックスシードオイル)
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かやの実油
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グレープシードオイル(ぶどう油)
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小麦胚芽油
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