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ウォールナッツオイルはどんな油?
知っておきたい特徴と使い方


 ウォールナッツオイルはクルミを原料としています。クルミ特有の香ばしい風味があり、料理やドレッシング、製菓など、世界中で幅広く使われています。ウォールナッツオイルがどのような油なのか、ぜひとも知っておきましょう。

<この記事の著者> かえる先生
 世の中にたくさんある食用油の種類や特徴、使い方、調理方法などをわかりやすく解説し、食用油のおいしさ、大切さを伝えていきます。

目次


ウォールナッツオイルはどんな油なの?


 ウォールナッツと聞いてピンとこな人もたくさんいますが、ウォールナッツは「クルミ」のことであり、クルミは多くの人が知っています。つまり、ウォールナッツオイルはクルミから搾油したオイルということになります。ちなみに、木材のウォールナットはクルミの木を意味しています。

 クルミの木は日本国内のあちこちに存在していますが、世界のクルミの生産の多くはアメリカのカリフォルニア州と中国であり、日本では長野県で多く生産しています。

 クルミは種子が非常に硬い殻で覆われています。種子の脂質は実全体の70%を占めており、ナッツ類の中でも非常に多いと言えます。クルミから採れる油は乾性油であり、油絵具の原料としたり、木製品の表面仕上げに用いられています。

 ウォールナッツオイルは生産量が比較的少ないため、他の油に比べるとやや割高となります。

和名 クルミ油
英名 Walnut Oil
科名 クルミ科
原料部位
保存法 冷暗所
調理方法 生食、加熱調理、ドレッシング


ウォールナッツオイルの特徴

 ウォールナッツオイルはα-リノレン酸やリノール酸、オレイン酸などの必須脂肪酸を豊富に含み、飽和脂肪酸が少ないノンコレステロールのオイルです。

 肌が炎症を起こしている時や日焼けなどで傷んでいる時など、お肌にトラブルがあるときに塗ることでの治療効果が期待できるほか、髪にツヤと潤いを与えます。

 油の色は茶色がかった黄色で、味や香りにクセはなく、食材の味を引き立たせることができます。ウォールナッツオイルは酸化しやすいという特徴があるため、開封後はしっかり蓋をし、速やかに使い切るようにしましょう。

ウォールナッツオイルの使い方

 ウォールナッツオイルはクルミから抽出した油で、クルミの豊かで香ばしい香りが特徴です。サラダドレッシングやソースによく使われているこの油は、温めると香ばしい香りが立ち、グリル料理やロースト料理を引き立てます。

 また、油の香りを活かして食材を漬け込むことで、食材に適度な香りづけをすることができます。

 加熱調理に使用することはできますが、160℃を超える高熱になると必須脂肪酸が失われてしまいますので、火加減に気をつけ、強火になりすぎないようにすることが大切です。



食用油の種類一覧(あいうえお順)

アボカドオイル
亜麻仁油(フラックスシードオイル)
アーモンドオイル
アルガンオイル
えごま油
オリーブオイル
かやの実油
からし油(マスタードシードオイル)
キャノーラ油
グレープシードオイル(ぶどう油)
健康オイル
ごま油
小麦胚芽油
米ぬか油
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大豆油
茶油
月見草油
なたね油
パーム油
パンプキンシードオイル
ピーナッツオイル(落花生油)
ヘーゼルナッツオイル
ベニバナ油(サフラワー油)
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